あかつき建設株式会社

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古民家修理

 はじめに、修繕と修理の違いについて一言申し上げます。修理と修繕とは根本的に違いがあります。修理は傷んだ原因を追及して、その原因となっているところから修理すること。修繕とは原因追求はさておき、傷んだところだけとりあえず取り繕うことです。

 さて、このたびの古民家大修理工事、建築は江戸末期か明治初期の頃とか。堺の『湊焼き窯元』さんのお宅です。大修理のため、居宅部分と店の間部分を二期に分けて施工することにしました。

 

津塩外観.jpg

 
 
 紀州街道に面していて人通りも多かったのでしょうね、目隠しを兼ねた千本格子、まるで大きな虫籠(むしこ)窓のようです。腰板・鏡板は最近では数少ない鎧貼りで、若い大工は貼り方が分からないと言います。
 
 

津塩広縁.jpg

 

 広縁の天井は、屋根の化粧垂木・化粧野地板をみせることで兼ねてたいます。垂木は丸太が使われていて、これも経験のない若い大工ではこなせない仕事です、

 

津塩客間.jpg

 

 珍しい書で表装された襖です。おkれも現代の表具屋ではこなせない代物ですね。一級表具師が腕によりを掛けた逸品です。

 

津塩茶室.jpg

 
 
店の間に続く茶室です。最近ではめったに目にすることもない炉が左隅に切ってあります。
 
 

津塩屏風.JPG

 
 
 客間を飾る表具師泣かせの屏風です。「商人路屏風は曲がらねば立たぬ」もとい、「人と屏風は直ぐには立たず」身に染み入る墨跡でありますよ。
2018.11.16 Friday